チームリーダーがやるべき、1つの行動

コンニチハ。SUITOHです。

小学生の息子と1か月ぶりに会ったのですが、なんでも社会科学習のチームリーダーを任せられたとのこと。
「リーダーなんて何をやったらいいんだよ。」
「俺、コミュ障だよ」
「さっそく資料のデータ消えたのリーダーのせいにされたよ」
なんて愚痴ってました。

公立小学校のリーダー・・・アドバイスが難しい。

これが私立の学校であったり、高校であればアドバイスできるのですが、
いろいろな環境下で学力偏差が広く、見えないヒエラルキーが存在する公立小中学校は・・・

では、社会人ではどうでしょうか。

とても簡単です。

リーダーは次のことを実践してみてください。

アクションプラン「さん付け、敬語の使用」

実践していただきたいのは「さん付け、敬語の使用」です。
1つじゃないじゃん、という意見もあるかと思いますが、とりあえず置いておいてください(拾うとは言っていない)

なぜこれだけで、よいリーダーになれるのか、理由を書いてみます。

チームとしての成果を求められている

個人ではなく、チームにミッションを与えられているということは、当然チームに対して成果を求められています。
そして、チームリーダーであるあなたに求められているのは、チーム内メンバーの能力を最大化することです。
では、最大化するためにはどうしたらよいか、なのですが、「環境づくり」が挙げられます。

メンバーが動きやすい環境
  • 目的・目標が共有できている
  • 役目(権限・責任)が与えられている
  • 意見が言いやすい(発言がしやすい)

この「環境づくり」において、効果を発揮するのが「さん付け、敬語の使用」なのです。
これは、メンバーが先輩であろうが新人であろうが外注さんであろうが実践してください

敬語=弱気ではない

リーダーは圧倒的なカリスマで指示を出して、問題を解決していくもの。
さん付け?敬語?そんな弱気ではメンバーに嘗められて、プロジェクトは成功しない!
と、お考えの方もいらっしゃるかもしれません。

時間がない、スピードを求められるプロジェクトでは上記のようなリーダーが求められることもありますが、通常のプロジェクトでは「メンバーを尊重してくれるリーダー」が必要です。

よくよく考えたら、自分がメンバーであったとき、どちらのリーダーの下で働きたいかを考えたら明白ですね。

「自分を尊重してくれている」とうことを明示するアクションが、「さん付け、敬語の使用」なのです。

それでも「敬語=弱気」というイメージがぬぐえない方。
私があえて「メンバーが先輩であろうが新人であろうが外注さんであろうが使ってください。」と申し上げたのは、ここに理由があります。

分け隔てなく、「さん付け、敬語を使用」することで、強い人にへつらうような印象を払拭し、メンバー全員を尊重している印象を与え、むしろ権威を持たせることができるのです

敬語を使うメリット

敬語を使う効果は「相手に尊重の念を伝えやすくする」だけではありません。
自分のマインドコントロールなどにも効果があります。

敬語を使うメリット
  • メンバーに「尊重・尊敬」を伝えられる
  • 自分の感情をコントロールしやすくなる
  • 指示に重さを持たせることができる
  • タメ口を使った際のギャップ効果が期待できる

自分の感情をコントロールしやすくなる

敬語を使うことで、自分の思考を整理して発言できるようになります。
特に進捗が遅れていたり、コストがかさむなどネガティブな状況下では思わず感情を表に出しそうになる時があります。
理由を聞くだけでも「なんでこんな状況なの?」と言われるとメンバーは言い訳したくなりますが、「このような状況になった理由を教えてもらっていいですか?」と聞くとメンバーもファクトや客観的な理由を説明しやすくなります。

指示に重さを持たせることができる

メンバーに指示をする際に、「これをやってもらっていい?1週間くらいで」のような指示の出し方をすると、「ああ、いいですよ」と軽い返事で承諾されやすいのですが、重い仕事を指示しているのに軽く考えられては困る場合があります。
「この仕事をお願いしたいです。期限は1週間で考えていますがいいですか?」と敬語を使うだけで、相手に一瞬思考を挟んでもらうことができます。
私の経験で申し訳ないのですが、敬語のほうがメンバーからの返事が遅れる(考えている)印象があります。

タメ口を使った際のギャップ効果が期待できる

これは本当に副次的効果です。
ギャップ萌えというやつです。

普段敬語で指示したり話したりしている人が、ふと油断してフランクに話すと「あ、油断してくれている」と親近感を覚えることがありませんか?
逆に普段フランクな人が急に敬語になると「あ、なにかまずいことしたかな?」と心配になったりしますよね。

この効果を有効に使うことで、さらにメンバーとの距離をコントロールできるようになります。

リーダーに必要なメンタル

ここまでご覧いただいてお気づきのとおり、リーダーは気を使います。
プロジェクトを遅滞なく進めることはもちろん、メンバー一人ひとりの状況も見ておく必要があります。
少人数であればよいのですが、大規模プロジェクトになると情報伝達に介在する人数が増え、事実が真実として伝わってこないこともあります。

客観的に、俯瞰して状況を把握するには、正しい情報をつかむことが大切です。

正しい情報がエスカレーションしやすい環境づくりに力を入れることは決して無駄ではないと思います。

ちなみに、小学生の息子への回答ですが
「リーダーは笑顔が大事」

コンサルのレベルアップが必要なようです 😥

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