人って意外と許される

コンニチハ。SUITOHです。

みなさん、仕事で怒られたり、責められたりしてますか?

どんな人でもノーミスでパーフェクトに仕事をこなすというのはなかなかに難しいと思います。

失敗はなるべく避けたいものですが、失敗を恐れるあまり行動を制限したりというのも考えもの。
程よいリスクをとるというのは、人生において非常に大事なことだと思います。

今回は、「あ、人って案外許されるんだ」という経験を書いてみたいと思います。

人生の先輩

今回紹介するのは、私の先輩のお話で、この方の行動は私の人生に大きな影響を及ぼしました。
まさに人生の先輩。
ただし、よい影響ばかりではありませんが。

先輩のプロフィール
  • 私の1つ上の年齢
  • 入社も1年先輩
  • 社宅で同じマンションの部屋に住んでいた(1年間)
  • 会社で同じ部署
  • イケメン、長身
  • SEとしては微妙
  • 異常なコミュ力

 

いわゆる愛されキャラです。
実際、先輩の結婚式では、
なぜか会社のメンバーが号泣しているという異様な光景を目にすることになりましたし、
いつも先輩の周りには人が集まっていました。

仕事がいい加減

この先輩、仕事がいい加減なのです。
もちろん「よい加減」ではない意味です。

  • お客様からの電話を放置する
  • プログラムのミスを頻発
  • データベースを壊す
  • 1分でも遅刻したら帰る(タイムカードの前まで来てるのに)

このくらいは日常茶飯事で

  • ホテルのフロントに全裸で現れる(寝坊して慌てて部屋を出たらオートロックがかかってしまった)
  • テストで別部屋に行ったらそこで寝てた
  • 本稼働日(リリース日)に来なかった

全裸でホテルのフロントに来たときは、さすがにどうかと思いました。

私生活がめちゃくちゃ

さらに、私生活もめちゃくちゃです。

  • 給料日10日前なのに財布の中にお金がない(風俗に使用)
  • 朝2時まで仕事(残ってるだけで仕事はしてない)、そのあとバンド活動
  • 夜中仕事から帰ってシャワーを浴びようとしたら、知らない女のひとがシャワー浴びてた(出張系)


社会人としてどうなの?って人でした。
翌日の仕事に影響出るのわかってるじゃん、と。

会社に来なくなる

その先輩は結婚後エンジニアから営業に配置換え(部署は同じ)になったのですが、
同時に飛行機の距離の営業所に転勤が決定しました。

その日から、先輩は会社に来なくなりました。

もちろん、転勤先に行ったというわけではありません。
電話にも出なくなり、メールも返事はないと。
ただ、上司が言うには「心配するな」ということでした。
困ったのは先輩の仕事がすべて私に引き継ぎとなったことでした。

会社に現れる

半年が経った頃でしょうか。
転勤先の人員不足で先輩に替わり、別の方が転勤することになりました。

その翌日、先輩は会社に現れました。

しかも何事もなかったかのように、普通に仕事していました。
特にコメントもなく、「このプロジェクト進捗どう?」みたいな。

なんだかんだ許される

後日、先輩に「休んでた間、何やってたんですか?」と聞いてみました。
心配してたんですよ、と。

「スノボ極めてた。いま、プロ級よ」

もうね、なんでしょう、器が違うなと。

私の人生観も変わりましたね。

人生、大概のことは許されると。

小さいミスなんて気にしなくなりました。
人ってミスするんです。仕方ない。
ちゃんと許されるんだから、問題ないです。

代わりにリスクをとれるようになりました。
リスクの量を間違えることはありますが。

どうでしょう。皆さんの気持ちもが少しでも軽くなるとよいなと思います。

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